2024年11月16日
FORTUNE MARKET株式会社
2024年11月16日、サンメッセ香川 中会議室にて、第三回空き家課題解決セミナーを開催いたしました。
第三回目となる「空き家課題解決セミナー」では、衆議院議員 平井卓也さまならびに同じく衆議院議員 瀬戸隆一さまに開会のあいさつを頂戴したのち高松市市民局くらし安全安心課の担当者さまから高松市の空き家数と現状や本市における補助金・助成金などの活用について講演をいただきました。行政との連携は空き家課題を解決していく上で大切なことだと考えています。
本セミナーでは「弁護士」「税理士」の士業と空き家の専門家ならびに、身元保証のスペシャリストが講師となり各分野で空き家を切り口として法律・税金・相続・身元保証といった身近にある課題について講演を行いました。
相続では弁護士が遺言について強く助言をおこないました。というのも相続により実家を取得し、その実家が空き家になっているといった実例が往々にしてあります。皆さんの直感にも合うのではないでしょうか。例えば地方の実家を相続したが自分は県外で生活しており、県外で家も有る、実家の管理なんてそんな暇はない。そういった問題が起こる前に、実家のご両親と実家は誰が引き継ぐのか?預金?保険?証券?はどうするのか。そういった部分を遺言書にまとめておくことで相続が発生した際もスムーズな対応ができると思います。
身元保証では、近年身寄りがあっても身元保証を使う人が増えたといった部分興味深いものでした。身元保証というと身寄りがなく保証人が困ったといったケースをイメージしていまいしたが、親族が県外にいて危急の要件の際、素早い対応ができないため身元保証をつけるケースもあります、補助・保佐・後見とは違い、判断能力がある方が対象となる制度ですので詳しくはご相談ください。課題は多く、困ったと思ったときは一人で悩まずに当団体や専門家を頼ってみてください。
空き家の現状ですが、総務省が発表した住宅・土地統計調査によると、2024年10月時点の全国の空き家数は900万戸で2018年(849万戸)と比べ、51万戸の増加で過去最多となっており、総住宅数に占める空き家の割合(空き家率)は13.8%と、2018年(13.6%)から0.2ポイ ント上昇し、過去最高となっていますが、高松市市民局 くらし安全安心課によると平成30年度8,389件だった空き家は令和4年度8,190件と99件減少している。ただ総建物数が663件減少しているため、空き家率は横ばいとなっています。
空き家問題は、多岐にわたるため士業や不動産、建築など幅広い知識で検討し課題を解決していく必要があると考えています。
当社は引き続き空き家課題の解決のために活動をつづけていきます。